ゆっくりと腰を動かし、レンの中からそれを抜く。
抜いた側からたぱたぱと、その亀頭に精液と愛液の混ざったそれが垂れ落ちる。
そうして、満足感にふうと一息。
で、目を上げるとレンのむーっとした顔。
どうして最後に名前を呼んでくれなかったの
明らかにそう言って非難している。
「ごめんな……ちょっとやりすぎた……かな?」
言って、目の前にいるアルクェイドを見る。目をつぶって胸に顔を埋めているが
「ひっく……ひっく……」
と嗚咽。ちょっと流石にまずかったかなぁと反省する。
「レン、この埋め合わせはちゃんとするから……な?」
と言うと、レンも仕方ないという表情をする。流石にアルクェイドが心配そうらしい。
「アルクェイド……」
俺は何も言わないアルクェイドに声をかける。
「えぐ……ひっく……」
アルクェイドはぐしゃぐしゃに濡れた顔を上げる。涙と汗と涎とでめちゃめちゃで、折角の美人が台無しだった。
「志貴……志貴……」
と、更に涙を溢れさせて俺を見る。
「ひどいよ……ひどいよ……!」
また顔を埋め、うわーんと慟哭する。
「ゴメンな……ゴメン、やりすぎたよ……」
そんなアルクェイドがあまりに不憫で、俺は心から済まなかったと思った。
抱擁し、優しくその頭を撫でてやる。
レンも俺同様に後ろから頭を撫で、主人と悪ノリしてしまった事を少し反省し、何とかなぐさめようとしている。
「志貴……」
肩を痛いほど掴むその腕を決して放そうとしない。俺もその痛みは自分の行動の代償と受け止め、甘んじて受ける。爪を立て赤い血筋を作るが、それも厭わない。
やがてゆっくりと嗚咽は収まり、アルクェイドは真っ赤に泣き濡らしたその顔を上げる。
「アルクェイド……」
そんなアルクェイドへの愛おしさが、溢れそうだった。
ゆっくりと涙の筋を舐めてあげると、そのままフレンチキス。
「意地悪しちゃった分、好きなだけ気持ちよくしてあげるから……」
俺は心からそう言う。
「……うん、して、いっぱいして」
アルクェイドは涙顔のまま、俺を求めてくる。
キスをすると、すぐに舌が俺の口腔を蹂躙する。待ち望んだその行為に没頭し、悲しみとは違う新たな涙を浮かべながらアルクェイドは無心に舌を絡める。
それに応えながら、同時に胸の先端を優しく摘んでやる。
「んっ……」
唇の奧で呻く声がする。体はとても敏感になっているようで、その刺激だけで体中の力が抜けるようにぐったりとなる。
二人抱き合ったままだったから、そのまま俺は腰の位置を動かしてアルクェイドの膣の入り口に自分を合わせる。一瞬その悲しみ顔と罪悪感に勢いを失わせていたそれは、愛おしさから正直にまた勢いを戻していた。
「入れるよ……」
俺が確かめるまでもなく
「早く、来て……来て……志貴……」
それを渇望するように腰をくねらせながら、アルクェイドは導こうとする。
「ああ……」
それを確かめるようにすると、俺は一瞬の躊躇もせずに、一気にアルクェイドの腰を下ろし、勢いよくその花を貫いた。
「あああああ!!」
瞬間、アルクェイドはその満たされた思いに気をやる。ビクンビクンと体を揺らし、激しく膣が収縮する。
「あああ!!ああああん!!」
俺はその収縮に驚く。アルクェイドは入れただけでイキ、そのまま何度も達していた。
今までの分も全て開放させるように跳ね、喘ぎ、叫び、そして硬直する。
埋没したそのペニスの先端に、潮を吹き付ける。
「きゃうっん!!イヤ……またイッちゃう!!」
収縮が止まらない。その動きは全く動かない俺にも、耐え難い刺激を与えていた。
少しでも耐えるのが可愛そうだ、そのまま俺は欲望に身を任せた。
どくん、どくん!
精液は、激しく俺を搾り取る動きに従うように、アルクェイドの子宮を直撃する。
「ああっ!中に……」
アルクェイドはようやく訪れたその放出に、たまっていた全ての感情を開放する。
「ああああああああーーーーーーーーーー!!」
そうして、今までにない大きな叫び声を上げると、ぱたりと俺の肩に頭をもたげて気を失った。
「アルクェイド……」
愛おしさに、何度も、何度も精液を吐き出す。
「んっ……うっ……」
気を失いながらも俺が放出する瞬間に合わせ、ぴくぴくと反応するアルクェイド。
そのまま二人ギュッと抱き合い、波が収まるのを待った。
「あ……」
アルクェイドが目を覚ます。そのまま体の中にある俺のペニスを感じ取ると
「嬉しい……わたしの中で、一杯だよ……」
と、体をすり寄せてくる。その瞬間またきゅきゅっと閉まる感覚がして、俺も反応してぴくりとペニスを震わせてしまう。
「あっ……」
アルクェイドがそれを感じて声を上げる。そのまま俯いたと思うと……ようやく、にっこりと笑ってくれる。
「あは、やっぱり志貴だ」
そう言われて、少し陰鬱だった俺もようやく心から笑える。
「なんだよ、やっぱりって」
「だって、まだこんなに元気なんだもん」
アルクェイドはそう言うと、ねーとばかりに後ろに控えていたレンに目配せする。
レンも微笑みながらコクコクと頷くと、二人の少女は目を合わせて笑い出す。
なんだか、とってもあったかで心地よい空気だった。
そして、目の前のアルクェイドをもっと愛したいと思う。
「アルクェイド……お前がいいなら……その……このまま」
俺はちょっと恥ずかしがりながらそう言うと、アルクェイドはこちらを向き直し
「言ったでしょ。この体が志貴の望んだ姿なら、私、どうされてもいいって」
そうにこっと笑った。
それが、一気に俺を沸騰させた。
「アル……クェイド!」
「きゃ!」
俺はそのままアルクェイドの腰を力一杯に掴むと、激しく上下運動を始めた。
「あっ……志貴、激しい!」
アルクェイドは先程とは違い、感じる余裕を見せながらそれを受け止めてくれていた。
俺のどんな貫きにも応え、数え切れない放出にも全て精を受け止めてくれる。
もう、何度腰を揺すったかなんてワカラナクなっていた。
「あ……」
どろりと、精液がアルクェイドの膣からこぼれる。
何度出したか、なのにまだ俺はびんびんといきり立ち、次を望んでいた。
「あはっ……志貴、凄いね」
アルクェイドもまだ満たされないようにそう言うと、軽く俺のそれを指で弾く。
「くっ……」
先端から先程の放出の名残が溢れて珠を作る。
そこへ……
ぺろり
レンが、その珠を、シーツに落ちてシミを作った精液を舐め取っていた。
「レン……」
気付けば、今度は逆にレンをずっとお預けにしてしまっていた。
「そうだな……2人とも」
俺は笑いかける。
「3人で、楽しもうな」
俺はアルクェイドを後ろから座位で貫き、その繋がりの部分をレンが舌を這わせて愛撫する。
「あっ!!」
クリトリスをいじられ、アルクェイドが嬌声を上げる。愛液が繋がった部分からこぼれ落ちる。
その滴りを舐め、レンが艶っぽい目をしながら更に愛撫を加える。
「くっ……」
陰嚢を揉まれ、たまらずアルクェイドの膣に大量に精液を放出する。
レンがこぼれ出たそれを啜り取り、自分の股間に塗りつける。
俺は、胸に自分の背中を預け達しているアルクェイドに、優しく舌を絡める。
ぴちゃぴちゃと音を立て啜ると、そこに絡む第三の舌。
レンも加わり、3人は全てを舐め取るように舌を絡ませ、唾液を交換した。
レンが大きく跳ねる。
騎乗位で、俺を搾り取ろうとする。そしてそれに優しく口づけするアルクェイド。
そんなアルクェイドの秘裂は、俺の目の前で妖しく花開いている。それにむしゃぶりつくようにして愛撫を加え、みんなで高みに登る。
どくどく……
きついレンの収縮に合わせ、欲望を吐き付ける。最奧目掛けて、腰を突き上げながらの放出に、レンもくたりと前に倒れ込む。それを自らも達したアルクェイドが受け止めて、ハァハァと息を荒げるレンを優しく撫でる。共に目を瞑り可愛い姉妹のようだ。
「あっ!いいよ……」
不思議な感覚に、アルクェイドが声を上げる。
レンも、変態と言いたげな目でじーっとこちらを見ているが、同じようにしてやると、あっと跳ねる。
素股で擦るようにして、アルクェイドとレンの股肉で俺は抜き差しをする。二人の未発達の体が、すべすべの肌がキモチイイ。
そうしたあと、今度は折り重なった2人の体を順番に味わう。抜いては差し、差してはまた挿入する。ふたつの花を貫く感覚に、俺はそのまま果てる。抜き出した瞬間にそれを迸らせ、二人の体にそれを浴びせかける。
「ああっ!!」
正常位から座位に移り、俺が一度強く突き上げた瞬間、アルクェイドは大きな声を上げる。
「ほら……レン、してあげな」
と、俺が促すとレンはコクリと頷き、アルクェイドに密着する。俺が尻肉を掴んでそこを広げてあげると、小さくすぼまったそこに、レンが濡らした指を差し込む。
「ひっ……そんな……」
アルクェイドは始め怖がってそれを受け入れなかったが、少しずつくにくにといじる内にゆっくりとレンの指を飲み込み、やがて根本まですっぽりくわえ込む。
「や……お尻で感じるなんて……!」
そんな自分が信じられない、とばかりにかぶりを振る。レンはそれを見てすかさずもう1本指を入れる。今度はすんなりとそれを受け入れるアルクェイド。
「あは……っ!」
レンはアルクェイドの耳朶を甘噛みし、アルクェイドの中の指をいきなりめちゃめちゃに動かす。
「うっ……!」
膣壁越しに、そんなレンの指が俺のペニスにも耐え難い刺激を与えてくる。
「この……レン、お返しだ……!」
とレンの下腹部に手をやると、その両手で秘裂を、菊座を同時に差し貫く。
レンがたまらず仰け反るが、それでもアルクェイドへの愛撫は止めない。更にクリトリスへの刺激も加え、たまらずアルクェイドは達する。
「あっ!ああー!!」
達してもなお、俺達は動きを止めない。きつい収縮は一段と大きくなり、続けざまにアルクェイドを飛ばす。
「いや!恐い!恐いの!!」
ひとりで何度もイッてしまう事への恐れを抱き、アルクェイドが懇願する。俺とレンは目を合わせて
「ああっ……今度はみんな一緒だっ!」
と、俺もアルクェイドを強く突き上げ、同時にレンの前も後ろもぐちゃぐちゃに掻き回し、クリトリスをきゅっとこねる。
「「「ああっ!!」」」
レンの声はしないが、3人同時に達しているのは明らかだった。
俺はドクリと欲望を吐き出し、2人は前後の刺激にきつい収縮を繰り返していた。
「あん……中で出てる……」
それを膣で受け止め、アルクェイドはさも幸せそうに目を閉じ、潤ませていた。
レンも、そんなアルクェイドの背中に体を預け、荒い呼吸を繰り返していた。
ごぼ……
俺が遂に力を失ったそのペニスをアルクェイドの膣から抜き出すと、何度も何度も放出したその精液が、愛液と混ざり合ってシーツに落ちる。
「はは……はぁ……」
俺はもうガクガクとなってしまった腰を引き、そのまま枕に倒れ込む。
アルクェイドが俺の右側に、レンが左側に同じように倒れ込み、俺は二人を両腕で抱きしめてやる。
「ちょっと……疲れたな……」
流石に夢とは言え、少し頑張りすぎたようだ。
俺はその心地よい疲れと、二人の体温と寝息に誘われて、ゆっくり瞼を閉じていった。
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