パチリ
心地よい目覚め。
目の前にはしかめっ面のアルクェイド。
レンはいつの間にかいなくなってる。恐らくもう窓を抜けて外に出たのだろう。
「む、やっと起きたな」
怒り顔でもかわいいアルクェイドが口を尖らせる。
「おはよう、アルクェイドっ!」
対称的に、それはもう最高の気分で挨拶をする。
「やっぱり……志貴の変態」
アルクェイドは、悪意と皮肉のたっぷりこもった口調で、そうつぶやく。
「なんだよ、おまえだって途中からはヨガリまくてたくせに」
俺は事実を述べてやった。
「それは!……だって、ああいう事されたら誰だって気持ちよくなっちゃうんだから、仕方ないでしょ……!」
「ふーん、どうだか」
アルクェイドを見つめてやると、恥ずかしそうに目をそらす。
「ふん!これでレンとどんな事してるのか分かっちゃったんだから」
アルクェイドがぷんとしながら、弱みにもならない事を言う。
結局、嫉妬してるんだろうな。現実の自分と違う体を味わってる事に。
「なんだよ……妬いてるのか?」
「違うわよ」
体を動かそうとしたアルクェイドを俺はゆっくり抱き寄せると、愛情を込めてキスをする。
「……今、この世界で愛してるのはおまえだけだよ」
「志貴……うん」
頬を赤らめ、アルクェイドも手を回してきて、二人抱き合う。
そのまま朝起きて元気だったモノを、アルクェイドの膣に差し込んだ。
「あっ……」
アルクェイドが色っぽい声を上げる。
「んっ……?」
ふと気付く
「どうしたの、早くして……」
アルクェイドの甘い声があがるが、少し膣を前後してみてふと呟く。
「ちょっと、ユルいかな……?」
「むっ」
パカーン!
頭を思いっきり殴られていた。
〜後書き〜
……だっからー、長すぎだってーの(苦笑
今回はkuonさんのリクエスト「志貴×アルク×レン」でお送りしました。
あの一枚のキス写真、夢に出てくるくらいですから志貴としては心の奥底に眠る欲望の形だったに違いありません。
ということで、自分でも書いて楽しいから(ぉ)ロリっ娘アルク。
奇しくも「はじめてのおるすばん」が大ヒット。某所では「とおのけのおるすばん」とか企画され、そこにあった一表記
「つるぺたです」
……やったろうじゃん(笑
と言う事で、moongazer様の「裏姫嬢祭」の作品に加筆修正。
……加筆分が元の2倍以上(元13k、これ44k)って何よ(爆
リクエストも相まってこんな内容に……志貴お兄ちゃん、変態で絶倫です(笑
kuonさん、満足いただけましたでしょうか?リクエストありがとうございました!
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