「ほら秋葉、次はここに」
 俺が自分の脚を叩き秋葉をここに来るように促す。
「はい……」
 素直に応じ、秋葉は俺のあぐらの上に体を載せる。
「きゃっ」
 その腰をぐっと掴むと、俺は秋葉を強く抱き寄せた。
 そのままキスをしようとすると、秋葉は嫌がる。
「ダメです……お口、汚いから……」
 先程の飲液を指して、秋葉が拒もうとする。
「秋葉」
 俺は秋葉に話しかける。

「俺は秋葉のどこも汚いなんて思わない。俺のを銜えたからって言っても、全然関係ないよ」
 そう、たとえ自分の精液を味わう事となっても、それが秋葉の口の中にあるのなら厭わなかった。
 だから、無理矢理に秋葉の唇を奪う。

「んっ……やぁ」

 秋葉は口ではそう言っても、舌を絡ませるとすぐ夢中になった。
 ぴちゃりと、その唾液が絡むと秋葉が口の中でため息を漏らす。

 そうして唇に意識を集中させてる間に、俺は下半身の位置をあわせた。対面の座位になり、開いた秋葉の足の付け根、中心で花開く淫唇がちょうど俺の真上に来る。
 それを下目に確認すると、秋葉の体をゆっくりと突き上げていった。

「んっ!んんっ!!」
 舌を絡ませ驚きながら、秋葉は目を見開く。
 最奥まで入れると、そこで円を描くようにゆっくりと腰を動かし始める。
「あっ……あっ……」
 秋葉は唇を離し、一度呼吸をするようにして浅い喘ぎ声を上げる。だがすぐに積極的に唇を吸い出す。
 体重がかかる分上下運動はきついが、中をこね回すような動きが新たに良い。

 舌を円運動に合わせて絡めると、それを追いかけるようにまず秋葉の舌が蠢く。
 そしてそれを真似るかのように、腰もゆっくりと動き始めた。

「あっ……いい……」

 秋葉が体を反らし、たまらず呻く。
 ふたりの繋がる部分は恥毛がこすれ、さわさわと気持ちよい感触を与える。さらに恥骨が当たっているのがわかった。

 俺は結合部に手を伸ばすと、二人の繋がりのすぐ上にあるかわいいクリトリスを優しく触った。
「ああっ!」
 秋葉は堪らず喘ぎ、きゅうっと膣を締め付ける。
「うっ……」
 その気持ちよさに合わせて、俺も我慢するとここぞとばかりに腰の動きを早めてゆく。

「ああ、ああっ!!兄さん!いいっ……」

 俺の肩に手を置き、秋葉は腰を揺らす。互いの良さを引き出そうとするように動き、蜜壺を隈無くかき回す。その息のあった動きに、俺もすぐに気持ちよくなっていった。
「ああ、秋葉、いいかい」
 俺が指でクリトリスを弄り続け、今度は軽く突き上げる動きも加えてやった。
「ああ!!」
 秋葉はもう、激しく叫ぶのみだ。目をきつく閉じて手にも力が入り、俺の肉に爪を立てる。

「ほら、気持ちいいんだろ秋葉。イッちゃいな」

 揺れ、突き続ける俺も笑いながらそう言うが、正直こっちも早くも次が見えてきていたからだった。

「いや、兄さん……イッちゃう……イッちゃう……」

 消えそうな声で、秋葉は控えめにイクと発した。

「一緒に、一緒に来て……兄さん」

 気持ちよさに涙を流し、薄目を開けて俺を確認すると、唇を貪る。
「ああ、俺もイクよ」
 その可愛いしぐさにきゅんとしながら、俺も最後に向かって腰をひねる。
「ああ、膣に……中に」
 秋葉が堪らず最後の声を上げると

「あっ、あああん……!」

 弓なりに体を仰け反らせ、達する。
 その瞬間を確認して、激しい膣の収縮に俺も堪らず放出した。

 ドクドクと、秋葉の中を満たしていく。柔らかい襞が、歓喜にむせて蠢く間、俺は放出を続ける。

 目の前で胸を無防備に反らして晒す秋葉の乳首に、吸い付く。かりっと乳首を噛むと
「ああん!胸で……またイッちゃう……!」
 秋葉がこれ以上ない程、背中が折れるのではないかと心配する程に仰け反り、更なる収縮を行ってきた。感じやすいんだなぁと思いながら、ビクリと押しつけるようにして秋葉に精を絞り込んだ。

「あああ……」
 秋葉の硬直が収まり、くたりとしだしたところで、俺は逆らわずに秋葉を布団に優しく寝かせる。

 俺のはまだ膣に入ったままで、そのまま次の動きを待ちこがれていた。
「秋葉、一緒にイケたね」
 俺は秋葉に微笑む。秋葉も満面の笑みを浮かべながら
「はい、兄さん。イケて、出して貰って、秋葉は嬉しいです……」
 抱きついてくる秋葉に、そして無意識に締まる膣に、俺はまた反応してしまう。

「あ……」
 まだ入ってるそれを感じ、秋葉が嬉しそうになる。
「兄さん、元気ですね。これなら……」
 潤む眼で、もっとと伝えてくる秋葉。
「私を、もっとイカせて下さい。気持ちよくしてください」
 そうお願いされては、俺にも休む理由はない。
 とにかくずっと繋がっていたい。

 正常位の格好に戻っていたので、そのまま突き出す。
「あっ、あん」
 気怠そうな声で、秋葉がまた喘ぎ出す。
 少しだけ変えようと、俺は秋葉の片足を掴むと、秋葉の体に折り曲げて密着させる。
「こうすると、いいところが変わるでしょ?」
 大きく開かれた淫唇を割り、俺のペニスがズブリと刺さっているのが見えた。
「ああ……っ!」
 秋葉が詰まった声を上げる。内部構造が少し変わった膣を、擦り上げるようにして隠されたスポットを狙う。

「確かこの辺を……」
 知識だけのGスポットは、膣壁の恥骨部分の上部だと知覚している。そこを狙って細かく突き上げると。
「やっ……兄さん、そこ、いいです!!」
 上手く当たったらしく、秋葉がたまらず大声で喘ぐ。
「あっあっ!ああん!!」
 秋葉の膣の動きが途端に激しくなり、ガクガクと揺らすと秋葉はシーツを強く掴んだままぎゅっと目を閉じた。
「あっ……イク……!」
 そうして枕に沈み、体を小刻みに震わせた。

「くっ……」
 今回は、何とか我慢して耐える。女性と同じペースで一緒にイってばかりだと、気持ちよさの回数も質も少ない男性は、正直体が持たないからだ。
 本当に赤玉が出てしまっては済まないので、沢山出したいながらも抑え込む。

「ああ……」
 秋葉がまだ余韻に浸っているが、俺は次の動きを始めた。
 掴んでいた脚を高く掲げ、そのまま秋葉の体を横にする。

「やっ!兄さん、何を……?」

 まだぼうっとしている秋葉は、様子が分からず少し混乱しているようだ。
「大丈夫、すぐに気持ちよくしてあげるから……」
 そう言って、俺の体に対して垂直な体勢にして、前後運動を再開する。

「あっ!」
 今度は膣内の横側面を擦られ、秋葉は初めての場所からの刺激に一気に落ちていく。
「凄い!です……」
 秋葉は枕を力一杯掴み、その快感に耐えるようにしているがままならない。
 ぐっぐっと進むたびに、秋葉の中は激しく波打つ。
「ああ!イヤ!くうっ……あはっ!!」
 断続的に、締め付ける動きが強まる。

 見ると、秋葉は喘ぎまくっているが、なんだか体勢が無理があって苦しそうだった。
 だから、俺は脚を降ろしてやる。

「あっ……」
 急に止められ、引き戻されて秋葉が戸惑うが
「ほら、こうすれば同じように……」
 と、今度は俺が横になって秋葉と脚を絡めるようにして、合わせ目をこすりつける。

 俗に言う、「松葉崩し」の体勢で、俺は新たに秋葉を啼かす。

「あっ、ああん!!」
 秋葉は、先程より一層喘ぐ。そして目の前に投げ出された俺の脚にしがみつき、必死に何かを耐えているようだった。

「秋葉、我慢しなくて良いんだよ。何回でも、何回でもイッちゃって、その顔を俺に見せて……」
 そう言って、俺も秋葉の脚を抱えると、その膝裏に舌を這わせた。

「ひゃうっ!あああはぁん!!」

 それが引き金になり、秋葉が飛ぶ。ぎゅうっと締め付け、今度は更に奥の方からいつも以上に大きな波と愛液が溢れた。

「ダメ、ダメ!これ以上は……兄さん!!」
 何がダメか、そんな事はどうでも良いが、今回は俺もそろそろ限界だった。
「よし、じゃぁ出すよ」
 俺は秋葉の脚を掴み、それを揺らすようにして膣をこね回した。
「イク!イッちゃう!!」
 一度その味を覚えた秋葉は、もう淫らにそう叫び続けていた。だがそれが美しく、愛しく感じ、俺は息を止めて最後に突っ走って腰をガクガクと揺らした。
「秋葉、秋葉!」
 そう叫ぶと同時に

「ああああ!あああああん!!」

 激震を秋葉が襲って、崩れた。

 ビュクン、ビュクン

 収縮する波に合わせて、秋葉の膣に新たな精を送り込む。

「兄さん……兄さん……」
 沢山の精を受けてなお、秋葉の膣は物凄いきつい締め付けで俺から精液を搾り取る。
 もちろんそれに答えるべく、俺も奥底から今までのため込んだそれを吐き出してやる。
「幸せです……」
 秋葉は俺の脚にすがりつき、それを撫でながら舐め、指をしゃぶっていた。

 その感触に、まだまだ萎えようとしない俺のモノが更に元気になる。
「秋葉……」
 一旦ペニスを秋葉の中から抜き、動きを自由にすると、俺は脚の絡まりを解いて体を起こし、秋葉も抱き起こしてあげる。
「あっ……兄さん、まだ足りませんか?」
 秋葉は俺に抱きかかえられて苦笑し、唇を求めてくる。

「ああ。まだ……まだまだ秋葉が欲しい」

 秋葉の上唇を軽くはみ、舌でなぞってあげながら正直に答える。
 何度も触れているのに、唇の感触がとても気持ちいい。柔らかくて甘くて、触れているだけでじーんと来る。

「秋葉……胸も、いじらせて」
 俺はそういって秋葉の体をまさぐり、手の感触だけで乳首を探り当て、きゅっと摘む。
「やっ……!」
 秋葉は体を引き、その感触から逃れようとする。
「ダメ……小さいから……」
 まだそんな事を考えてしまっているのか。
 何だか秋葉を完全に満たし切れていないようで、悔しく思ってしまう。

「小さくたって、俺は構わないんだから」
 そう言うと、俺は秋葉を強く抱きしめる。そうして体を上下させて、自分の胸板に秋葉のそれをこすりつける。
「あっ……あっ」
 俺の胸に当たって乳首がコロコロと転がされ、秋葉はすぐに声を潤ませる。
「ほら……感度が良いから、嬉しくなるよ」

 この状態だと、秋葉の胸を玩びながらでは結合が難しい。
 一瞬、考えたが名案を思いついた。
「秋葉、動かすよっ……」
「え?あ、きゃぁ!」
 俺は右に、そして上の秋葉を左に動かすと、秋葉を俺に対して後ろ向きにさせる格好となる。

 目の前には、黒く艶光りした秋葉の長い髪。あの時の朱になりつつある髪ではない、日本人独特の美しい髪がそこにあった。
 秋葉はこちらを振り返って恥ずかしそうな表情をする。
「に、兄さん?」
 そんな困惑の秋葉の髪に、俺は手を通し優しく口づけする。
「綺麗な髪……少し切っちゃったんだって?」
 羽居ちゃんの言葉を思い出し、俺は何の気無しに聞いてみた。

「え?ええ……女の命ですのにね」

 少し寂しそうに、秋葉は思い出して呟くが
「でも、兄さんが帰ってきた代償ですから、安いものです」
 すぐに嬉しそうにはにかむ。
「どういう意味?」
 俺はイマイチよく分からず聞き返すが、秋葉は舌を出して
「朴念仁の兄さんになんて教えませんよ」
 子供のようにけらけらと笑う。

「そっか……」
 とりあえず言葉の意味が分からないが、笑って誤魔化す。
 その間も俺の手を滑り落ちる髪の毛には、一本の枝毛もなくて、まさに絹糸と呼ぶにふさわしい輝きと手触りを持っていた。
「俺は……秋葉の髪は長い方がいいかな」
 お淑やかな秋葉には、大和撫子の長髪がよく似合う。唇を伝わせながら、俺は素直にそう思った。

「分かりました……兄さんの好みの女になります」
 秋葉はそういうが、それはちょっと違う。

「いや、俺は今の秋葉が十分過ぎるほど好みだよ。これ以上ないくらいに綺麗で」
 そう言うと、秋葉は顔を真っ赤にする。
「そんな……綺麗だなんて」
 俯くしぐさが可愛くて、可愛くて、俺は胸がドキリとした。

 そんな秋葉の可愛い胸を、後ろから抱きかかえるようにして両方とも弄る。
「あっ……!」
 秋葉の体がぴくんと、初々しい反応をする。
「ほら、軽く触られただけでこんなに……」
 可愛い反応するじゃないか、と言う前に秋葉の体がどさりと俺の方に倒れ込む。
 秋葉の背中を体全体で感じて、その思った以上に華奢な体つきに嘆息しながら、更に乳首を玩ぶ。
「はぁ……はぁっ!」
 跳ねる体が、俺にも振動を伝えてくる。
 ギンギンと滾ってきたペニスを、ゆっくりと後ろから秋葉のそこ目掛けて動かす。
「秋葉……」
 呼びかけても秋葉は指の動きに完全に翻弄されて、上を向いて嬌声をあげ続けているのみ。
 結局、確かめるまでもないのだけれど。
 俺は、そのまま秋葉の体をずらして、膣に迎え入れさせた。

 ずっ……
 
「あああっん……」
 ペニスが、ゆっくりと秋葉の膣に沈んでいった。
 胸と膣との二重の刺激に、秋葉はすぐに体をしならせる。
「や……また、違うところがきて……!」
 背後座位で秋葉を貫くのはもちろん初めてだから、開発されぬ性感帯を俺の亀頭は刺激していた。
 この格好では動くのが難しいから、自然と中で擦るような運動と円運動しか効かない。
 逆にそれが秋葉へは強烈に強い快感を呼び寄せているようだった。
「あっ!ダメぇ……」
 一人で連れて行かれるのを嫌う秋葉が、俺にも快感を分け与えようと陰嚢を優しくさすり始めていた。

「うっ……」
 意外とも言える秋葉の行動に、一瞬下半身がビクリと強い反応をすると、ペニスもそれに呼応して跳ね上がり、秋葉を更に責め立てる結果となっていた。
「ああはっ!」
 秋葉は大きな声で喘ぎ、俺の陰嚢に当てた手を更に強く握る。
「くっ」
 痺れるような、その強い感覚に飛ばされそうになる。が、秋葉の逆襲にあっさり屈してしまう訳にはいかない。
「秋葉……こっち向いて……」
 俺はそちらから気を逸らそうと、秋葉に振り向かせる。
 その為には手を離さずには居られない秋葉が、名残惜しそうに陰嚢をさすってからこちらを向いた。

「ん……むふっ……」
 体が全部動く前に、秋葉の唇を強く塞ぐ。そのまま舌を軽く突き出し、わざと秋葉に見せるようにしてそれを絡ませる。
「あっ、ああっ……」
 ぴちゃぴちゃ、くちゅくちゅという音と、横目に見える艶めかしい舌の動きに魅せられ、秋葉が恍惚の表情を浮かべながら舌を貪り続ける。
 くりくりと乳首の周囲を円を描くようにしてやると、秋葉はもどかしそうに胸を突きだし、何とか触れさせようとする。
「兄さん……胸が、切ないです。意地悪しないで……」
 泣きそうな声が秋葉から漏れる。

「ほら秋葉、胸が小さいからなんて拗ねるなよな。俺は秋葉の胸が一番大好きなんだからな」
 そう言ってやると、望み通りに乳首に触れると、きゅっと優しくこねてやった。
「ああ!兄さん!!」
 感度の良過ぎる胸は、与えられた感触にそれだけで一気に躍動し、秋葉はビクビク震えた。
 それに合わせ下の方も強く動き、突き上げてやった。
「ああ!イヤ、イッちゃいます!」
 秋葉はそう叫ぶと、体を虚空に彷徨わすようにしていたが、俺を認めると唇をぶつけるようにして舌を絡めた。
「んっ、んーーーーーっ!」
 秋葉が自ら塞いだ口の中で、最後の叫びを上げた。
 その瞬間に締め付けた秋葉の膣が、ゾクリとしたから

 どくん……どくん……どくん

 俺は解放し、秋葉の膣に後ろから放った。
 ビクリと陰嚢を震わせて精液を出す度に、秋葉が
「んっ……んっ……」
 塞いだ口の端から、悦びの声を漏らす。

 遂に苦しくなり、どちらからもなく唇を離してしまうと
「ぷはぁっ」
 秋葉が苦しそうに息を吸い込み、はぁはぁと荒げる。
「ふふっ……凄かったですね、兄さん」
 秋葉は満足そうに、感想を述べた。

「そうだな……この方が、一杯秋葉の胸を弄れるから楽しいよ」
 そう言うと、秋葉は恥ずかしがりながら
「もうっ……!」
 言葉を続けようとして、やめる。代わりにふふっと微笑むと


「そうですね。兄さんの手で大きくしてくださいね」
 そう言って、未だ胸にあって秋葉を支えていた腕を取り、優しく口づけする。