二人の友愛を確認し会った後、俺はアルクェイドを四つんばいにさせた。
「あ……あうっ!」
そのお尻に両手を添え、気持ちとは裏腹に正直にまた大きくなったペニスをあてがうと、さっきの軽い腹いせも込めてずぶりと挿入した。
「うわぁ……」
さつきがそれをじっと横で見つめていて、アルクェイドが貫かれた姿を少しだけ羨ましそうにしていた。
俺はそんなさつきを確認すると、最初から少し強めに動いてやる。
「あっ、あっ……あんっ! 志貴……さっちんの時と違う……よぉ」
アルクェイドはもう少しゆっくりだと想像していたのか、パンパンとリズミカルに穿つと、動きに合わせて前後に激しく揺れだした。
「何言ってるんだよ、一緒じゃないか……ほらっ」
「ああんっ!」
俺が一度引いてずんっ、と突いてやると、一番奥まで届いた先端がアルクェイドの子宮口にこつんとぶつかった。
「だ、だめえ……!」
許しを請う姿は普段のアルクェイドとは違って弱々しい。
「やっぱり……志貴くんってケダモノだよ……」
そんな風に俺の横で呟くさつきは、しかしその光景に見とれているようだった。
「はあっ、ああんっ! 志貴、し、き……っ!」
いやいやをするように首を振るアルクェイドに重なると、手を伸ばして胸をこねてやる。
「うわぁぁ……ああああっ!」
アルクェイドの腕は二人分の体重を支え、さらに快感に震えてガクガクと折れ曲がりそうになる。確かにそのままお尻だけを掲げさせる格好にして、激しく突いてやるのも良いかと思ったが、俺はアルクェイドへのもう少しの意地悪と、さつきへの扇情を兼ねて、
「さつき、アルクェイドの下に入ってみて?」
ぼうっとしていたさつきを呼び戻し、身体を下へと割り込ませた。こうすれば、アルクェイドはさつきを押しつぶさないように身体を支えるしかない。
「う、うん……あ、すご、い……」
「やっ……! さっちん、だめぇ……恥ずかしい……っ!」
俺は見えないけど、さつきの声で一体どうなっているかは容易に想像できた。
後ろから俺がアルクェイドの中心を串刺しにして、めくれた花びらはにちゃにちゃと粘ついた音を立てて出入りする幹に絡みついているに違い無い。
アルクェイドの羞恥を掻き立てるような行為に、俺は十分満足していた。
「ほらさつき……教えて、俺とアルクェイドが、どうなってる?」
「いやあ……言わない……ふんっ!」
アルクェイドが嫌がるのを邪魔するように俺が激しくアルクェイドの中を突きまくると、
「……志貴くんのが、アルクェイドさんのここ……いっぱい串刺しにしてて……えっちだよぉ……」
さつきの熱にうなされたような声が聞こえた。
「わぁ……アルクェイドさんのが、わたしの顔に垂れてきた……凄すぎるよ」
「だめえっ! さっちんも、志貴も意地悪……!!」
「……えっちな味がする……アルクェイドさん、えっちだよ……」
垂れてきた愛液を舐めたのだろう、三人のそれが入り交じった味はよほど淫靡な味がした筈だ。
矢張り心の奥底ではやっぱり欲求が満たされてなかったのだろうから、さつきも俺が思っていた以上に卑猥な言葉を並べて、アルクェイドを責め立てる。
と、そこで俺のペニスへとアルクェイドとは別の新しい刺激がやってきた。
「くっ……! さ、つき?」
「うわあっ! さ、っちん……だ、め……そこ、舐めないで……っ!!」
「ふんっ……だってわたし、こんなの見ちゃったら……ふうんっ!」
どうやらアルクェイドの愛液を舐めようとして、俺達が繋がっている所を舐めているようだ。少しゆっくりにアルクェイドの中を動いてやると、それはよりはっきりと感じられる 恐らくアルクェイドのクリトリスを責めているのだろう、控えめながらも的確な、さつきのちょっとした仕返しだ。
「さつき、いいよ。もっとしてあげて……」
「うん……はあっ……いっぱい溢れてる……アルクェイドさん、きもちいいんだ? あっ……わたしも、志貴くんの精液が、中から溢れて来ちゃうよぉ……」
そう言いながら、更にさつきの片手が自らの中心に向かって伸びていた。達せられなかった切なさからか、自分を慰め始めてしまったのだろう。
「大丈夫だよさつき。後で、何度でも注いであげるから……っ!」
それをみると、沸々とこのえっちな子をもっと悦ばせてあげないと、そう思ってしまう。
そしてその為には、今目の前のこいつを……
「んああっ!」
逝かせることが、俺の使命だと感じられた。
「ん……嬉しいよ、志貴くん。じゃあ、もっとアルクェイドさんを気持ちよくしてあげて」
「んっ! いやぁ……! さっちん、そこ、だめぇ……感じ過ぎちゃうよぉ……!」
女の子同士だから、きっと気持ちいいツボは分かっているのだろう。さつきが舌を這わせ初めてから、アルクェイドの声はより切羽詰まったモノに変わっていた。
「や……だ! ふたりとも! わたし、もうっ……!!」
そして遂に、アルクェイドは登り詰めようとしていた。
「よしっ……ふたりとも、いくよっ……!」
「うんっ……志貴くんがアルクェイドさんに出してるところ、見たい……」
俺は呼びかけると、さつきのそのお願いに呼応するかの如く一気に激しく突くと、最後にぎゅうっとアルクェイドの胸を強く掴んだ。
「あああっ! だめ、志貴、さっちん……!? ああああああああああっ!!」
そして、一際高い声で啼いた後、アルクェイドが達した。
同時に、その収縮に合わせて俺も胎内へ精液を放出する。
「うああっ……ああああ……」
どくん、どくんっと中を満たす白濁は、やがてアルクェイドを満たし尽くす。
「出てる……これ……いやらしいよ……ん……っ!」
さつきは本当に目の前で行われたその淫靡な光景に言葉を詰まらせながら、自らも軽く痙攣しているようだった。どうやら抑制の利かなくなった手で自らも逝かせてしまったらしい。
「ふぁ……」
俺は射精が収まってしばらくすると、がくりと腕の力を失いそうになったアルクェイドを支えて起きあがらせた。
「……んんっ」
その時も、普段触れないアルクェイドの気持ちいいところへ先端が当たってしまったらしい。意識を遠ざけながらも、軽く喘いていた。
「はあっ……はあぁ……」
呼吸が次第に落ち着くと、アルクェイドはうっすらと目を開けた。
「ひどいよ、ふたりとも……」
力無く文句を言うアルクェイドに、俺は、
「まあ、ちょっとしたお仕置きかな?」
そう言ってやる。
「ふぇ……さっちんは許してくれたのに……ケダモノ……」
反論するあたり、もう大丈夫だろうと言うことで、俺はアルクェイドとの繋がりを解いて、自らはベッドに寝ころんだ。
「はあ……」
ちょっと疲れた。
一応二回続けざまだし、これから二人を相手にするんだから休憩も必要だ。
相変わらずアルクェイドはぼうっと夢心地で余韻を味わっているようだし。
だが、そんな思惑もあっさりとうち砕かれた。
「志貴くん……」
「ん?」
心配で覗き込んできたのかと思ったさつきの顔は、実は身体の熱にうなされて切なそうなそれだった。
「もう一回……えっちして。わたし、我慢できないよ……」
「……はは、は……」
そんな事言うの、反則だ。
さつきの気持ちは痛いほど分かる。それにさっき交わした約束だから、それに答えてやる義務があった。そして相変わらずというか何というか、俺のモノは元気なままだし。
だから、俺はちょっとかわいそうだけど、
「……さつきが、上になってくれる?」
そう言って、騎乗位を求めた。
この体位は正直自分が楽しているみたいで、余り好きじゃない。逆に自由に胸をいじれるところとか、女の子から積極的にしてくれる所とか利点もあるけれど。
それに、今までさつきにはして貰ったことがない。恥ずかしがり屋だから、もっと少しずつ教えていけたら……と思って、もっと先のステップでお願いしようと思っていた。
だからこのお願いも拒否されることを考えていたのだが、さつきはしばらく俯いて考えた後、
「……いいよ」
恥ずかしそうに、こくんと頷いてくれた。
これには、聞いた方の俺がちょっと驚いた。
「え、本当?」
「うん……志貴くんが望むなら、わたし……」
そんな恥ずかしそうなさつきを見て、男として感動を覚えずにはいられなかった。独占欲じゃないけど、自分の思い通りに自分の彼女を……って、誰でも思うはずだ。それが叶ったのだから。
「ねえ……もう、いい?」
「あ、うん……」
と、俺のことを恥ずかしそうに跨いださつきだったが、そこで戸惑ってしまっていた。
「んっ……あ……」
中心に向かって腰を下ろそうとするが、上手く入り口に入ってくれないようで、何度も亀頭を中心に擦らせながら弱い刺激をじわじわと送り続けてくる。
それだけでも十分気持ちいい。でも、さつきが満足するためには、入れてあげないと……
「あ……」
そうだ、どうやるかって教えてあげなきゃいけないんだ。
俺がそれに気付き、自分のそれに手を添えようとした時、
「さっちん、志貴のおちんちんに手を添えて」
アルクェイドがさつきの後ろに付いていた。
「あ……うん」
と、さつきはアルクェイドに手を取られて俺のモノを掴む。その拍子にさつきの手が少しずるっと滑ったらしく、
「あ……ぬるぬるしてるよ……」
自らの手を開いたり閉じたりしながら、さつきはそのいやらしい粘液を眺めていた。
「うふふ……わたし達のえっちなおツユがいっぱい付いてるからだ」
アルクェイドは楽しそうに笑って、改めてさつきの肩を押した。
「ほら……」
「うん……」
と、今度はしっかりと幹を掴んださつきが、ゆっくりと位置を定めながら腰を下ろしてきて、
「は、ああああ……んっ」
入った。
さつきに飲み込まれるようにして、俺のものは柔らかいぬかるみに包まれた。
「はあ……っ……」
さつきは入れただけで達してしまったらしい。きゅっと中で収縮する感触は、危うくまた暴発させられそうになるが、今度は歯を食いしばって耐えた。
「志貴くん。わたし、動くね……」
快感の波から抜け出したさつきは、俺の上で淫らに踊り始めた。
「はあっ……ふうんっ……きもち、いい?」
「ああ……さつきの中、あったかくて、締め付けて……」
俺が正直な感想を述べると、さつきが嬉しそうににっこり笑う。
「よかった……」
その笑顔は、やっぱり反則だ。
儚くて、可愛くて、だからきれいで……離せないんだ。
「んっ……ああ、はあんっ……ひゃっ……!」
優しく揺れるさつきの胸に手を添えて、さつきの動きに合わせて手のひらで柔らかさを味わうと、一体感がより増して、幸せな気持ちが溢れる。軽く乳首を摘んであげると、それだけで初々しい反応を返してきて、ものすごく興奮した。
「ねえ、今度は一緒に、いっしょにいこう? ねっ……?」
揺れながらそんな風に切なくお願いされたら、例えどんなに待たされても我慢できそうなほど愛しすぎる。
「ああ……さつきは、気持ちいい? いける?」
「うんっ……はあっ! 志貴くんのが中でいっぱいだから、わたし、それだけで……っ!」
切ない笑顔のさつきはもう少しみたいだけど、俺は一度波をやり過ごしてしまったから、もう少し時間が欲しかった。まだこの動きは初めてだから、上下するだけで頭がいっぱいのさつきからは、与えられる快感がそんなに大きくない。
だけど、さつきは俺が『いいよ』って言ったらそれだけで達しちゃいそうで、このままだと願いが叶えられそうになくてかわいそうだ。
何とかしたい……それに手助けしてくれたのは、アルクェイドだった。
「さっちん……もっと、腰を使ってあげよう?」
「え……? あっ、これ……ふうんっ!?」
アルクェイドはさつきの後ろについて腰に手を添え、さつきのまだ単調だった動きに変化を付けてあげていた。
「あ、アルクェイド?」
「ふふ……だって、このままだとさっちんが可哀想なんだもん。志貴は意地悪だけど、さっちんのためだからね……」
「あ、アルクェイドさん……ふああっ」
アルクェイドはさつきの上下に合わせて優しい円運動を加えてやって、それが俺の性感を確かに高めていった。
さつきも確かに登り詰めてしまうのかもしれないけど、こいつの協力で、もっと高いところにあるはずの気持ちいいところに、連れて行ってあげれば……と思う。
「ああ……さつき、気持ちいいよ」
「うんっ……はあっ、いやっ! 腰が……勝手に……わたし……やぁぁ……!」
次第に身体が覚え始め、しかしこころはまだそれに付いていけないらしく、自らの動きに戸惑いを覚え出すさつき。だけど、俺はここはちょっとだけ意地悪して、さつきを責めてあげることにした。
「……えっちだよ、この眺め。さつきが俺のをくわえこんで、おっぱいがぷるぷる揺れてて、柔らかい……」
「ふあああああっ! そんな……わたし……」
「さつきはえっちな子なんだよ。そんなさつきが大好きだよ……」
「好き……? ふぁっ!」
『好き』の言葉に、さつきははっきりと反応していた。ふっと腰の動きが止まると、俺のことを見下ろして、
「志貴くん……こんなえっちなわたしも、好き?」
不安そうに尋ねた。
その姿が、瞳が、声が。
たまらない。
「うん、えっちじゃないさつきも好きだけど、えっちなさつきはもっと好きだ」
そう言って答えると、俺はずんっ! と初めてさつきを下から突き上げた。
「はああっ!」
一際大きく、さつきが啼いた。
「そんなっ……だ、めっ! 志貴くんは……あんっ!」
「どうして? さつきのお陰で休めたから、今度は俺も動いてあげるの」
そうやって俺は起きあがると、さつきのお尻をすくって対面座位に持ち込んだ。
「一緒に逝こう、さつき?」
ぐっと近付いた耳元で俺が呟くと、さつきは一気に感じてしまったのか声も出せずに、
「……」
こくこくっと頷くだけだった。でもそれだけで、俺達は十分伝わる。
「はあっ……はあああっ!」
中で響かせるようにさつきを揺らすと、さつきの中が急にきつく締まりだした。
「だ、だめえ……! もう、もう……っ!」
「我慢して……もっと、気持ちよくなれるから……」
キスしてあげながら頭を撫で、でも激しく中を揺さぶってあげると、
「ふあっ……あああああっ!!」
さつきは触れているところをよりどころに、飛びそうになるのを必死に堪えて我慢しているようだった。背中に回された指は爪を立てて、血を滲ませている。その痛みを忘れてしまう程に、俺にも快感が訪れてきた。
「さつき、行こう、一緒に行こう……っ!」
「うんっ、うんっ!!」
最後に二人で確かめようとどちらともなく見つめ合うと、俺達はキスを交わした。
そして……
「あ、あ、あ……ああ、ああああーーーーーーーーーーっ!!」
「……っ!!」
ぎゅうっと、俺を内外から締め付けるさつきの激震。
脚は俺の腰に回って、繋がった部分が抜け落ちまいとする姿。
そして膣内は、搾り取ろうとする本能の姿。
そのどちらにも俺は絡め取られて、今日何度目かの射精をした。
「……!」
どちらにも言葉はなかった。ただ、解けてひとつになってしまうかと思うほどに熱を伝え合って、いっぱい精液を送り込んで、果てた。
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