「あああああああああああっ!!」
 瞬間、私は陥落する。ぷしゃぁっと、今入ってきたモノを押し返すように大きな波が発生し、潮を思い切り吹き付けていた。
 遠野君のおちんちんは、私の膣でびくりびくりと脈打っている。その存在だけで、私の膣はざわめき、蠢き、締め付け、潮を吹いた。
「入れただけでイッちゃうなんて、イケナイ先生だなぁ」
 その感触を確かめるようにして、遠野君が笑って私を支える。
「ほら先生、ずっと憧れてた生徒のおちんちんだよ。どんなキモチ?」
 遠野君が小刻みに腰を揺らしながら、私に尋ねてくる。が……

「あっ……!あっ!!」

 私は、それに答える事が出来ない。微かな動きでも激震となって私を襲い、何度も何度も飛ばされていた。
 私の蜜壺は、待ちわびた遠野君のおちんちんを銜え、歓喜の渦に巻き込まれていた。体の制御とは全く別に下半身がぐねぐねと渦を巻き、膣内のそれを我先にと感じ取ろうとしている。
 まるで、体中の神経が膣になってしまったみたいに、私全体が遠野君のおちんちんを感じてしまっていた。

「答えないなら、もっと気持ちよくしてあげる」
 遠野君が意地悪く笑うと、腰を一度引き、そうして力強く突き上げた。
「あああん!!」
 また挿し突かれ、私は大きな喘ぎを上げる。背中側に倒れ込むように力が抜け、脚は地を知らず、膝の感覚は完全に抜け落ちていた。
 それだけでも限界なのに、遠野君はまた腰を引くと、何度も何度も激しく突き上げてきた。
「どう……どう?」
 遠野君は余裕たっぷりに聞いてくる。
「ああ!ああん!!ダメ!ダメぇ!!」
 私はその快感に狂いそうになって、悲鳴を上げてしまう。
 遠野君のそれが私の中に入るたびに、私のひとつひとつが壊れていく感じ。
 理性、感情、常識、モラル、精神……
 花はめくれあがり淫液を垂れ流し、頂点の真珠は包皮を突き破るように痛いほど膨れ、動きを享受するたびに奧から新たな快感を引きずり出されていた。

 後ろからアルクェイドに支えられ、前から遠野君に入れられてる。
 おもちゃのようにされて、私は完全に意識をやりかけていた。
 ギュッと目を瞑り、目の前の遠野君のシャツを力一杯掴んで耐える。

「ほら、失神するのはまだ早いよ」
 遠野君はそうして私を覚醒させるように、頬を叩く。
 ぴちゃりと、軽くはたかれて薄目を開ける。
 だらりと首を下げると、そこでは私を出入りするおちんちんが、濡れ光っていた。
 ぐちゃぐちゃと、私のおまんこを出入りするおちんちんの音が、大音量となって私の中でこだまする。
 立ったまま、こんな風に貫かれるなんて。信じられなくて、信じ……

「あっ!ああっ!!ああん!!」
 私は、もうダメだった。そぞろに喘ぐばかりで何も考えられない。
「ふふっ……先生、そんなにいいの?」
 遠野君が首筋に舌を這わせて、そっと耳元で囁く。
 そんな遠野君に、私は……

 私は……

「いい……いいのっ……遠野君……もっときてぇっ……!!」
 遂に、陥落する。
 その瞬間、体もそれを受け入れるように力が抜け、より奧へ遠野君のおちんちんを誘った。
「ふふっ、かーわいい」
 そうして、遠野君の舌が私の口の中に入り込んできた。
「むっ……ふうっ!」
 私は待ちわびたそれに、舌で答える。私の口の中全てを舐め尽くすように動き回るそれは、おまんこをいじるおちんちんの動きと同じように、私を上下から犯し尽くす。

 その時、ずん!という一気のおちんちんの突き上げが、私を襲った。

「ああああああっ!!」
 もう何度目かも分からないほどにイカされて、私は枯れる事ない泉をいっそう溢れさせ、遠野君のおちんちんを締め付けていった。
「遠野君……もう、もうダメです!」
 何がダメなのか分からないのに、そう口を衝いて出る。
「ほら……もう少しだから我慢して」
 遠野君はそう言って、更に手加減無く私を突き上げる。
 何度も、何度も。
 擦りつけられた場所が発火するかのように熱く、私を襲う。その熱さに溶けてしまいそうだ。

 ぐじゅ……ずじゅ……ぶちゅ……
 最早粘液の湖にそれを埋没させる音にしか聞こえないその音が、異常なまでの私の液を感じさせる。
 「あはあっ!ああっ!!ダメ……ダメ……」
 もはや呼吸もままならず、私の声は霧散する。

 と、ぶるりと、遠野君のおちんちんが私の中で蠢いた。
「ほら、知得留先生、俺もイクよ。中にたっぷり出してあげる」
 と、ピッチが更に早まる。
 その瞬間、「中に」と言う言葉に私の意識が急に覚醒する。
「ああっ……ダメ!今日はダメ!」
 私は、それを拒もうと体を離そうとする。
「どうして?ずっと欲しがってたんだよ」
 遠野君は笑いながら不思議そうに聞いてくる。まるで答えを知っているように。

「ダメ……赤ちゃん……できちゃう……!」

 今日は、危険な日だった。それなのに、それなのに……出されちゃったら……
 ぞくりとする背徳心。なぜか、それには不思議な熱さが含まれているのを、私は感じずには居られなかった。
 
 出されたい。
 遠野君のおちんちんから出るそれで、私を満たしたい。
 そして……赤ちゃんを……

 でも、私はそれに反するように叫び続ける。
「イヤ!イヤ!!遠野君!外に、外に……!!」
 私は涙を流しながら、懇願する。
 なのに……
「ダメ。知得留先生が望んだんだから、中に一杯出してあげるよ、ほら!」
 と、ガクガクと一気に腰を揺らし、射精が近い事を私も悟ってしまう。
「イヤ!イヤァー!!」
 私は絶叫し、力の限り押し返そうとするが敵わない。

「先生、孕んじゃってくださいよ。俺と先生のの子供……産んじゃってください!」
 遠野君がそう叫ぶと、最後に宙に浮き上がらされる程に突き上げられ……

「イヤァーーーー!!」

 ドクン!

 私の中で遠野君が爆ぜた。

「ああ……ああ……」
 どくり、どくりと遠野君のおちんちんから精液が……私のおまんこに……注がれてしまっている……
 それは叩き付けるように、私を満たす。
 それに抗いたいのに、私の体は正直にイキ、ぎゅうぎゅうとそれを搾り取り、歓喜の蠢きを見せていた。

「やぁ……赤ちゃん……できちゃう……」
 注がれる幾億の精子に、私は涙を流しながら声を失ってしてしまう。

「あぁ……気持ちいい……」
 遠野君は目を瞑り、私の奧目掛けてビクリビクリと突き続ける。その度に精液の固まりが、私の子宮口を直撃する。

「あ……ああ……」
 ふたりのそんな声が、空間をしばらく支配していた。

 やがて、遠野君が私のおまんこからおちんちんを引き抜いた。蓋を取られた私の膣は、大量の白濁を床にだらだらとこぼす。
「あっ……ああっ……」
 本当に、中に出されてしまった。
 その現実が、私を完全に突き落としていた。

「おっと、勿体ないな。この中から受精したかも知れないのにね」
 と、笑って遠野君が私に呼びかける。が、私の泣き顔を見て困った顔をする。
「ほら、知得留先生、折角の美人が台無しだよ」
 と、涙をペロペロとなめ取られる。その優しさに一瞬全てを受け入れてしまいそうになる。

「それとも……」
 遠野君がにやりと嗤ったのに私は悪寒を覚える。
「まだ、足りないのかな?」
 そういって、花弁にまだ当たっていたおちんちんを、ビクリと跳ねさせる。
「ひ……」
 私は瞬間、許そうとした自分を嫌悪する。
 しかし、イッた余韻か、それとも本当にまだ足りないのか、触れられた花弁はヒクつき、遠野君のおちんちんを求めているようだった。
「仕方ないなぁ、エッチな知得留先生は。じゃぁ、もう一度中で出してあげるよ。確実に妊娠出来るように」
 そういって、全く衰えてないそれをズブリと膣に再び差し込んだ。

「そんな……ひいっ!」
 私は再びの衝撃に、思わず気をやりそうになる。
 悲しみと満足感との入り交じった私の気持ちは、整理が全くついていなかった。
 そうされたいのか、そうされたくないのか。
 全く分からないままに、再び遠野君のおちんちんに貫かれ、蜜を溢れさせていた。

「んっ……これだけじゃ、足りないのかな?」
 と、遠野君は私を見、そして……後ろに目配せ。

「アルクェイド、手伝ってよ」
「うんっ」
 にこっと笑うと、アルクェイドは私の後ろで何やら呪文のような詠唱を始めた。
 構わず遠野君が突き続ける中、ふと背後から臀部に新たな突起物の感触が現れていた。