「先生、さようならー!」
 また、クラスの男子達が私に挨拶する。
「ほら、ちゃんと勉強しなさいよ」
 私はクスリと笑いながら、中学生のようなそんな男子達を送り出す。
「さて……と」
 私は人も半分ほど居なくなった教室を後にして、廊下を歩く。
 そして……いつもの教室の前
「ほら、知得留先生、行こう」
 廊下では、既にふたりが私を待っていてくれた。
「はい……」
 私は、遠野君に促されて歩き出す。

 遠野君の後ろをついて歩く。
 それだけなのに……もうわたしのあそこは濡れ始め、妖しい雫を内股に垂らし始めさせていた。
 こんな姿を、他の生徒達に見つかったら……そんな羞恥心と背徳感が、更に私のあそこを熱くさせていた。

「ねえねえ志貴、今日はどうするの?」
 「学校公認」の「恋人」、アルクェイドが遠野君に腕を絡めながら聞いている。
 少し羨ましい、と「学校非公認」の「奴隷」の私は思う。

「そうだね……新しいプレイ、開発してみようか?」
 まるで今日のデート先を決めるかのように、さらりと遠野君が答える。
「えー、どんなの?……わっ!志貴の変態〜」
 耳打ちされ、アルクェイドは真っ赤になって遠野君にニヤケ笑いを浮かべる。

 そんな姿を見つめ……奴隷の私は、ただしとどに愛液を垂れ流すのみ。
 自分だけの物にはならなかったけど、色々教えてあげられないけど……二人は、私に一杯教えてくれる。
 そして、遠野君が愛してくれる事が嬉しくて……私はおまんこから涙を流しているのだった。

 あの茶道室で調教される。
 私の安住の地、そんな今日のはじまり。


〜後書き〜

 題名に偽りありとは、まさにこれの事でしょうか?いやいや、これも狙いですから(笑
 誘惑してるつもりが……というパターン、そして学園物という王道。まさにお約束LOVE!(謎

 今回は敢えてフランス書院風にこだわって書き口もそうしてみました。かなりストレートな表現がそれっぽくて良かったのかな、とか思ったり思わなかったり。エロエロでしたね〜
 
 知得留先生って、ロマンチストで妄想癖風味だけど、それを逆に利用されちゃうとこうなるんだろうなぁ……って思って書いてみました。
 「たまたま〜」に引き続き、志貴君がちょっと(?)鬼畜風味です。高校生で先生を孕ませちゃうのはまずかろうよー、羨ましいけど(笑

 歌月十夜では社会準備室に連れ込みたいらしいですが、今回はあえて茶道室で。単に座って交わる志貴とアルクが書きたかったから、畳の方が痛くないだろうという気遣いなんですけどね(笑

 こんな退廃的な話を書いてて作者の人格が疑われそうなので、次はもう、ハジけて行きたいと思います。ヒスコハもの……18禁ではありえねーよな、これ(謎爆

 では!続編を知りたい人は……どうするんだろう(笑
と思ったら、続きは大崎瑞香さんに「三人祭」で書いていただきました!
こちらです