/アルクェイド・ブリュンスタッド
「志〜貴〜、待ってたよ〜ぉ」
部屋に戻ると、窓際に座ってまるで猫を思わせるアルクェイドが俺に飛びついてきた。
「いらっしゃい、いい子にしてたか?」
俺がごろごろと顎を撫でてやると、むーっといった表情をする。
「志貴ー、私は猫じゃないにゃ〜」
そういってふざけるアルクェイドは可愛かった。
「ふふっ、かわいーヤツ」
俺が代わりに頬や髪を撫でてやると、まだまだウブなアルクェイドはそれで真っ赤になる。
「うん……志貴、だからいっぱいしてね……」
俯くそんなアルクェイドに我慢が効かなくなり、俺は顔を上げさせると夢中でその唇を啜っていた。
「んっ……」
瞬間、アルクェイドの舌が俺の舌を求めて滑り込んできた。
「志貴、おいしいよ……」
唾液を啜り取って、アルクェイドはにこりと笑う。
「ああ……お前も」
アルクェイドからは、甘い香水のような香りと、それに準じた唾液の味がした。
まるで互いが蜜を与え合う蝶のように、その味を交換してとろけていく。
きゅうとアルクェイドの体を抱き締めて、深呼吸する。
その香りの最もする場所……胸に手を伸ばすと、そこをゆっくりと揉み出す。
「あっ……」
ブラをしていないアルクェイドの柔らかい感触が、セーターの上からでも分かる。
「本当、柔らかいなぁ……」
それをしみじみ思いながら、こね回し、乳首を服の上から摘むと
「きゃっ!」
アルクェイドがそのくすぐったさと気持ちよさに跳ねる。
「志貴……直接触って」
むず痒くてたまらないという感じのアルクェイドがおねだりをする。
セーターをたくし上げて両手で胸を下から支え上げ、その中心に息づく可憐な突起を啄むと
「ああん、ああっ……!」
嬉しそうにアルクェイドがむせび泣く。
そのままゆっくりスカートをたくし上げると、もうそこはびしょびしょで、十分に俺を迎え入れたがっていた。
「アルクェイド……胸だけでこんな濡らしてるね」
俺がそのスリットに指を擦りつけてじゅくじゅくとさせると、アルクェイドがたまらず腰をくねくねと動かして快感を求めようとする。
「ああ、志貴……じらさないで、早く頂戴……」
俺を見つめるその可憐な赤い瞳が、俺にも艶を呼び起こす。
そうして、ペニスを取り出すと望み通りにいきなりズブッとアルクェイドの最奥に向けて一気に突き込んだ。
「あああっ!!」
ぷしゃぁと、奥で亀頭に液のかかる感触。アルクェイドは一撃で達し、潮を吹いて悦んでいた。
「ほらアルクェイド……こんなんじゃダメだぞ……それ!」
くたっとしたアルクェイドをすぐさま支え、俺は次の一撃をくれてやった。
「きゃあっ!!」
第2撃でも、アルクェイドは飛んだ。膣はぐーっと狭まり、その快楽の元から何かを搾り取ってしまおうとするかのような動きをする。
だが、早々簡単にアルクェイドの膣に屈してしまうものか。俺はそれをやり過ごすと奥に差し込んだまま体を小刻みに揺らした。
「ああ!あ、あ、あ、あ!!」
アルクェイドは、息も絶え絶えにそのひとつひとつの動きでイキまくる。
「ダメ、ダメ、ダメ……」
呼吸の合間も許さず俺は突き続けているので、頭がクラクラしてきている。その高揚感はある意味ヤバイが、俺はその限界を見てみたくて突っ込み続けた。
「ああ、アルクェイド……」
意識が遠のく中、俺はアルクェイドの名を呼ぶ。ぎゅうっと、俺を強く抱き締めるアルクェイド。
「あっ、あっ!志貴、志貴ー!!」
抱き締め俺の胸板につぶされた胸の感触が凄く気持ちよい。
それに助けられて、俺は気を失う前の最期の一撃をアルクェイドの中に叩き込んだ。
「アルクェイド!」
「志貴、来て!!」
ドクン!ドクン!!
強烈な奔流が、飛沫となってアルクェイドの膣を襲う。
「ああっ……」
ゆっくりと、弛緩していく俺達の体。
アルクェイドは、エクスタシーに達しながら
俺は、酸欠と達成感による貧血で
気を失っていた。
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